小規模飲食店 HACCP(ハサップ)実践ストーリー ②
2019/11/12
小規模飲食店 HACCP(ハサップ)実践ストーリー ②
食品衛生法改正/施行前実践による体制強化と効果
小規模飲食店 HACCP(ハサップ)実践ストーリー ②
食品衛生法改正/施行前実践による体制強化と効果
2019年8月 田所商店四日市店にて。
第1回[A]リテールHACCPがスタートしました。
前回のガイダンスからいよいよ実践に入っていきます。
第1回[A]があるということは第1回[B]があることになります。
今回(第1回-A)は、衛生管理に関する内容がメインとなり、
第1回[B]は人間力やマーケティングの回になります。
さて、その第1回[A]ですが、
7つの衛生管理のうちの
①原材料の受入
②冷蔵庫・冷凍庫の温度確認
③交差汚染・二次汚染の防止
④チーム編成についてです。
まず、ガイダンスでお話しした
衛生管理計画の策定のポイントを復習しました。
衛生管理計画の策定のポイントは、
☑誰が?
☑どのタイミングで?
☑どのような方法で?
☑何を確認するか?
☑問題が生じた時に
どのような対応をするか?
…という計画を立て、実行して、その記録保存する。
シンプルに言えば上記となります。
そして、第1回目の衛生管理に関する勉強会では
①原材料の受入の確認
②冷蔵庫・冷凍庫の温度確認
③交差汚染・二次汚染の防止
上記3項目の内容について細かく学習をしました。
そして、各項目に関して、
✔いつ?
✔どのように
✔問題があったときはどのように対応するのか?
について、ワークをしました。
基本的には保健所からも公益社団法人日本食品衛生協会から
シートなどをベースにしてもらいたいとの意向もあり、
それらの概要をベースに進めていきました。
たたき案のサンプルを皆で共有しました。
①原材料の受入の確認については…
確認時期 □受入時 □使用時&開封時
注意点 □保管先に移動はできたか?
確認方法 □外観 □包装の状態 □におい □期限を確認
□保存方法を確認"
対応方法 □写真を撮る □仕入先に連絡 □問題事項記録
□返品 □返品&交換"
その他 □返品せずに再利用(再利用根拠明確に)
②冷蔵庫・冷凍庫の温度確認については…
確認時期 □始業前 □作業中 □業務終了後 □その他( )
注意点 □温度計の精度を定期的にチェック
□保存している食材の期限も確認"
確認方法 □専用温度計で温度を測る
対応方法 □原因究明 □温度再調整 □故障なら修理依頼。
食材の状態によっては破棄もしくは加熱して提供。
その他 □各メーカーの一覧も作成しておく。
③交差汚染・二次汚染の防止については…
確認時期 □始業前 □作業中 □業務終了後 □その他( )
場所 □まな板(調理場)□包丁(調理場)□冷蔵庫 □その他
注意点 □保存用の容器には蓋 □調理用手袋
確認方法 □見た目(汚れていないか?)□調理器具などの色分け
□保管状態の確認
対応方法 □汚染が判明した場合は破棄、もしくは加熱して提供
□使用前使用時まな板や包丁に汚れ認識の場合は洗浄&消毒
その他 □調理用手袋も活用
上記を共有した後はリテールHACCP(小規模飲食事業者のHACCP)を
実践する前のチーム体制などについてです。
(この続きは次回で…)